北京ではやっと冬が終わったと思ったら、春を通り越して夏が来てしまいました。
今日は、最高気温26度という夏日です。
先日は、日米の公共政策系大学院の簡単な比較と紹介をさせてもらいました。
過去記事「日米の公共政策系大学院比較」参照。
http://gakusei-ryuugaku.dreamlog.jp/archives/4740306.html
さて、私は2011年の冬にアメリカの大学院を中心に出願し、そのすべてから"It is very regrettable"から始まるお祈りを頂き、2012年の夏に日本の大学院を受け直し合格、入学し今に至ります。受験したすべての大学院から断られた苦い経験は、あまり思い出したくありません。ただ、これからチャレンジをする方に少しでも参考になればと思い、恥を忍んで書いてみたいと思います。
受験の動機
国際政治や行政を、実務的な視点も織り交ぜながら学んでみたい。そして、将来につながる体験とネットワーキングがしたいという単純な理由で、アメリカの公共政策系大学院受験を決めました。職務経験なしでチャレンジを決めたのは、自分なりにキャリアパスを想像した上で、その時がベストなタイミングと判断したからです。また、環境の変化で自分の決意が揺るがないうちに挑戦しようという思いもありました。
私のスペック
大学院受験当時(2011年12月)の私のスペックは以下の通りです。
早稲田大学国際教養学部3年
留学経験: 学部2年~3年にアメリカに10カ月の交換留学
GPA: 3.34
TOEFL-iBT: 99点
GRE (改定前)Mass: 700点 Vocabulary: 420点 Writing: 3.0
職務経験: なし(震災復興のボランティア1カ月とアメリカ国連協会でのリサーチ業務3カ月のみ)
まぁ、これを見ていただければアメリカの高いレベルの大学院を受けるには、圧倒的に不足した数字であることが分かると思います。
それにもかかわらず、夢見がちな私の受験した大学はトップスクールばかりでした。
2011年冬出願校(志望順)
ハーバード大学大学院ケネディスクール(School of Government)
コロンビア大学大学院SIPA(School of International and Public Affairs, International Security Policy: East Asia)
ジョージタウン大学大学院外交学部Security Studies Program (Unconventional Weapons and Non-Proliferation)
コーネル大学大学院CIPA(Cornell Institute for Public Affairs)
東京大学公共政策大学院MPP/IP(国際プログラム)
そして、見事全部落ち、2012年の夏に以下の大学院に再度出願しました。
2012年夏出願校(志望順)
東京大学公共政策大学院キャンパスアジアコース
一橋大学国際・公共政策大学院グローバル・ガバナンスプログラム
早稲田大学アジア太平洋研究科
このうち、東京大学と一橋大学から合格を頂き、早稲田大学は面接前に辞退して、東京大学に入学を決めました。この間、TOEFLやGREの準備から、最終的に大学院入学を決めるまで1年半以上の月日を費やしたことになります。
本当に疲弊しましたし、長い道のりでした。なぜ、これだけの遠回りをしたのか、もうみなさんの目には明らかかとは思いますが、自分なりに分析をしてみたいと思います。
1. 英語力+基礎学力の圧倒的な不足
アメリカの著名な大学院のほとんどは、TOEFLの足きりラインを100点に置いています(実質のラインはそれよりも高いという話もあります)。TOEFLの準備は早め早めに行い、出願直前にTOEFLに気を取られることのないようにしましょう。日本の大学院でも80点ぐらいは持っておくと、高評価につながることもあります。GREもMassは満点、Vocabularyも500点、Writingも4.0点ぐらいはほしい所です。(自分ができないくせに人に要求するなという話ですが)。ただ、改定後のGREは分からないので、今はかなりスケールも変わっていると思います。GPAも私は3.3しかありませんでしたが、実際には3.5はほしい所だと思います。
2. 職務経験の不足
ストレートで大学院を目指す人にとっては、これはどうしようもないです。ただ、職務経験はあるに越したことはありません。これがあってこそ、授業やプロジェクトにおいても、自分の色が出せると思います。それでも中には、いろいろな状況を考慮して、私のように学部から直接公共政策系大学院を目指す人もいると思います。それには、それなりの覚悟と、自分なりにアウトプットができる経験を積んでおくことが不可欠だと思います。私は、この経験不足をカバーするだけの力を示すことができませんでした。学校の外で社会を見る経験も足りませんでした。ただ、日本の公共政策系大学院では、ほとんど職務経験は重要視されないと思います(社会人入試を除く)。
3. 漠然とした志望理由書
これは、職務経験とも関わってくる所なのですが、やはり経験がないと何を問題意識として大学院で何を学び、将来的にどう解決したいのかという具体的な道筋が描きにくいと思います。翻って言えば、職務経験がないなら、自分の志をしっかりと文章に込めることだと思います。そして、なぜその志を立てたのか、個別具体的な体験談からはじめ、その大学院のカリキュラムがどう有益で、自分の考える問題解決のためにどう役立つのかを書くことだと思います。
大きな夢を語るなら、そこに辿り着くまでの具体的な道筋が必要です。私には、漠然とした問いを具現化するまでの道筋が描ききれていませんでした。ただ日本の場合、自分のキャリアプランなどに対する具体性はあまり重要視されていないように感じました。
4. インバランスな推薦状
推薦状もアメリカの大学院入試においては大きな意味を持ちます。よく英語のできない教授に対して、学生が推薦状を自分で作り判を押してもらって出したなんて話を聞きます。こういったことは極力避けるべきです。私の場合は、出願先に合わせて、依頼する推薦者を変えました。アメリカ交換留学中にインターンでお世話になった先生に書いてもらうなど、実務面での不足も補えるような推薦者のバリエーションを考えました。
最後のひと押しになる推薦状をもらうためには、やはり普段からの態度が重要です。大学の先生やインターン先での上司など、多くの人と確かな人間性を築いておく必要があります。私の場合、大学の教授との関係性作りができていませんでした。更には、実務的知見をもった学外での強力な推薦者も見つけられませんでした。ただこれも、日本の公共政策大学院ならば、大学の教授陣からのみの推薦状でも、ほとんど問題はないように思います。
5. 資金力不足
アメリカの大学院出願にあたっては、ほとんどの場合で財政能力証明書の提出が必要です。初年度の学費と生活費ぐらいの金額が口座にないと、なかなか厳しいと思います。アメリカの大学院の学費は高額です。いくら奨学金などの制度が充実しているとはいえ、実際には300~500万ぐらいの口座残高が必要だと思います。(自慢じゃないですが私はその半分もありませんでした。)
これが私の簡単な敗因分析です。
逆にいうと、私はこういった多くの欠点を抱えていながら、日本の公共政策系大学院に合格できました。それは日本の公共政策系大学院において、英語力、職務経験、キャリアビジョン、推薦状、資金力などの点があまり重要視されなかったからとも言えます。日本の大学院で重要なのは、キャリアビジョンよりも大学院での研究計画・具体的なテーマ、筆記試験・論文試験での学力であるように感じました。これは、まだ日本において公共政策系大学院の立ち位置が決まっていないことの裏返しと言うこともできると思います。
「アメリカ公共政策を学び、世界を動かす人間になる。」
あっけなくその壁に跳ね返された私がいうのもなんですが、チャレンジしがいのある壁だと思います。私も、戦うフィールドはアメリカでなく、日中韓になりましたが、世界を相手に戦う気概は忘れないでいたいと思います。
アメリカの公共政策系大学院にもし興味をもたれたなら、是非チャレンジされてみてはどうでしょうか。
「迷ったらGO!」ですよ。
落ちた私でいいなら、いつでもご相談に乗ります。
(写真:北京大学の図書館。中では、祝日にも関わらず多くの学生が勉強しています。)
そんな北京大学の図書館にて。
こーしろー
北京大学/国際関係学院
東京大学/公共政策大学院
ツイッター.Facebookもやってます!更新通知になってます!
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Twitter:sekai_ryuugaku
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今日は、最高気温26度という夏日です。
先日は、日米の公共政策系大学院の簡単な比較と紹介をさせてもらいました。
過去記事「日米の公共政策系大学院比較」参照。
http://gakusei-ryuugaku.dreamlog.jp/archives/4740306.html
さて、私は2011年の冬にアメリカの大学院を中心に出願し、そのすべてから"It is very regrettable"から始まるお祈りを頂き、2012年の夏に日本の大学院を受け直し合格、入学し今に至ります。受験したすべての大学院から断られた苦い経験は、あまり思い出したくありません。ただ、これからチャレンジをする方に少しでも参考になればと思い、恥を忍んで書いてみたいと思います。
受験の動機
国際政治や行政を、実務的な視点も織り交ぜながら学んでみたい。そして、将来につながる体験とネットワーキングがしたいという単純な理由で、アメリカの公共政策系大学院受験を決めました。職務経験なしでチャレンジを決めたのは、自分なりにキャリアパスを想像した上で、その時がベストなタイミングと判断したからです。また、環境の変化で自分の決意が揺るがないうちに挑戦しようという思いもありました。
私のスペック
大学院受験当時(2011年12月)の私のスペックは以下の通りです。
早稲田大学国際教養学部3年
留学経験: 学部2年~3年にアメリカに10カ月の交換留学
GPA: 3.34
TOEFL-iBT: 99点
GRE (改定前)Mass: 700点 Vocabulary: 420点 Writing: 3.0
職務経験: なし(震災復興のボランティア1カ月とアメリカ国連協会でのリサーチ業務3カ月のみ)
まぁ、これを見ていただければアメリカの高いレベルの大学院を受けるには、圧倒的に不足した数字であることが分かると思います。
それにもかかわらず、夢見がちな私の受験した大学はトップスクールばかりでした。
2011年冬出願校(志望順)
ハーバード大学大学院ケネディスクール(School of Government)
コロンビア大学大学院SIPA(School of International and Public Affairs, International Security Policy: East Asia)
ジョージタウン大学大学院外交学部Security Studies Program (Unconventional Weapons and Non-Proliferation)
コーネル大学大学院CIPA(Cornell Institute for Public Affairs)
東京大学公共政策大学院MPP/IP(国際プログラム)
そして、見事全部落ち、2012年の夏に以下の大学院に再度出願しました。
2012年夏出願校(志望順)
東京大学公共政策大学院キャンパスアジアコース
一橋大学国際・公共政策大学院グローバル・ガバナンスプログラム
早稲田大学アジア太平洋研究科
このうち、東京大学と一橋大学から合格を頂き、早稲田大学は面接前に辞退して、東京大学に入学を決めました。この間、TOEFLやGREの準備から、最終的に大学院入学を決めるまで1年半以上の月日を費やしたことになります。
本当に疲弊しましたし、長い道のりでした。なぜ、これだけの遠回りをしたのか、もうみなさんの目には明らかかとは思いますが、自分なりに分析をしてみたいと思います。
1. 英語力+基礎学力の圧倒的な不足
アメリカの著名な大学院のほとんどは、TOEFLの足きりラインを100点に置いています(実質のラインはそれよりも高いという話もあります)。TOEFLの準備は早め早めに行い、出願直前にTOEFLに気を取られることのないようにしましょう。日本の大学院でも80点ぐらいは持っておくと、高評価につながることもあります。GREもMassは満点、Vocabularyも500点、Writingも4.0点ぐらいはほしい所です。(自分ができないくせに人に要求するなという話ですが)。ただ、改定後のGREは分からないので、今はかなりスケールも変わっていると思います。GPAも私は3.3しかありませんでしたが、実際には3.5はほしい所だと思います。
2. 職務経験の不足
ストレートで大学院を目指す人にとっては、これはどうしようもないです。ただ、職務経験はあるに越したことはありません。これがあってこそ、授業やプロジェクトにおいても、自分の色が出せると思います。それでも中には、いろいろな状況を考慮して、私のように学部から直接公共政策系大学院を目指す人もいると思います。それには、それなりの覚悟と、自分なりにアウトプットができる経験を積んでおくことが不可欠だと思います。私は、この経験不足をカバーするだけの力を示すことができませんでした。学校の外で社会を見る経験も足りませんでした。ただ、日本の公共政策系大学院では、ほとんど職務経験は重要視されないと思います(社会人入試を除く)。
3. 漠然とした志望理由書
これは、職務経験とも関わってくる所なのですが、やはり経験がないと何を問題意識として大学院で何を学び、将来的にどう解決したいのかという具体的な道筋が描きにくいと思います。翻って言えば、職務経験がないなら、自分の志をしっかりと文章に込めることだと思います。そして、なぜその志を立てたのか、個別具体的な体験談からはじめ、その大学院のカリキュラムがどう有益で、自分の考える問題解決のためにどう役立つのかを書くことだと思います。
大きな夢を語るなら、そこに辿り着くまでの具体的な道筋が必要です。私には、漠然とした問いを具現化するまでの道筋が描ききれていませんでした。ただ日本の場合、自分のキャリアプランなどに対する具体性はあまり重要視されていないように感じました。
4. インバランスな推薦状
推薦状もアメリカの大学院入試においては大きな意味を持ちます。よく英語のできない教授に対して、学生が推薦状を自分で作り判を押してもらって出したなんて話を聞きます。こういったことは極力避けるべきです。私の場合は、出願先に合わせて、依頼する推薦者を変えました。アメリカ交換留学中にインターンでお世話になった先生に書いてもらうなど、実務面での不足も補えるような推薦者のバリエーションを考えました。
最後のひと押しになる推薦状をもらうためには、やはり普段からの態度が重要です。大学の先生やインターン先での上司など、多くの人と確かな人間性を築いておく必要があります。私の場合、大学の教授との関係性作りができていませんでした。更には、実務的知見をもった学外での強力な推薦者も見つけられませんでした。ただこれも、日本の公共政策大学院ならば、大学の教授陣からのみの推薦状でも、ほとんど問題はないように思います。
5. 資金力不足
アメリカの大学院出願にあたっては、ほとんどの場合で財政能力証明書の提出が必要です。初年度の学費と生活費ぐらいの金額が口座にないと、なかなか厳しいと思います。アメリカの大学院の学費は高額です。いくら奨学金などの制度が充実しているとはいえ、実際には300~500万ぐらいの口座残高が必要だと思います。(自慢じゃないですが私はその半分もありませんでした。)
これが私の簡単な敗因分析です。
逆にいうと、私はこういった多くの欠点を抱えていながら、日本の公共政策系大学院に合格できました。それは日本の公共政策系大学院において、英語力、職務経験、キャリアビジョン、推薦状、資金力などの点があまり重要視されなかったからとも言えます。日本の大学院で重要なのは、キャリアビジョンよりも大学院での研究計画・具体的なテーマ、筆記試験・論文試験での学力であるように感じました。これは、まだ日本において公共政策系大学院の立ち位置が決まっていないことの裏返しと言うこともできると思います。
「アメリカ公共政策を学び、世界を動かす人間になる。」
あっけなくその壁に跳ね返された私がいうのもなんですが、チャレンジしがいのある壁だと思います。私も、戦うフィールドはアメリカでなく、日中韓になりましたが、世界を相手に戦う気概は忘れないでいたいと思います。
アメリカの公共政策系大学院にもし興味をもたれたなら、是非チャレンジされてみてはどうでしょうか。
「迷ったらGO!」ですよ。
落ちた私でいいなら、いつでもご相談に乗ります。
(写真:北京大学の図書館。中では、祝日にも関わらず多くの学生が勉強しています。)
そんな北京大学の図書館にて。
こーしろー
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コメント
コメント一覧 (24)
私は、中国籍で、中国の大学工学部出身です。七月に卒業し、専門を変えて経済学を勉強しています。今年度の東京大学経済学研究科の試験に落ち、今は東京大学の公共政策大学院に進学することを考えています。double degreeでLSEに行くことを希望していますので、実は東京大学のMPP・IPプログラムを一番の希望としています。スペックを並べてみますので、ご意見いただけるとありがたいです。
GPA 3.58 (平均83点)
TOEFL 102点
GRE Verbal 157 Q 168 AW 3.5
留学経験:千葉大学電気電子工学科 学部3−4年1年間
職歴:なし。インターンも、ほとんどなし。(エンジニア職1−2月程度しかないです)
推薦者:大学で、卒論(工学系)を指導して頂いた教授から推薦頂けると思います。他にはインターンの時お世話になった先輩くらいです。
MPP・IPプログラムは各国中央銀行の人材を集めていると、色々聞きました。私のスペックでは公共政策の理解力が説得できないと思います。最近は、経済学の勉強も兼ねているので毎日the Economistのニュースを聞いているぐらいしか努力していません。MPP・IPプログラムの出願は十月末、面接は来年二月です。それまでに何かできることがありますか。コメントいただけますでしょうか。よろしくお願い致します。
ご連絡頂きありがとうございます。4月からの新生活、楽しみですね。
またこれだけ早くから様々な進路を考えておられることに頭が下がります。
国際協力銀行などを目指されるのであれば、 ご存知とは思いますが個社(個行)の留学制度なども検討されてはいかがでしょう。http://saiyou.jbic.go.jp/capacity/human.html
正直、受験すべき大学院に関しては、今までのエントリーで書いている以上のアドバイスはできないかもしれません。。。ただ、基礎的な統計学などの知識は、どの分野で大学院に進むにしろ、受験、そしてその先の大学生活においても重要なファクターになるかと思います。早めの準備は重要なポイントかもしれません。
どこまでお答えできるか分かりませんが、簡単に相談にのることなども可能かとは思いますので、よければ記載のメールアドレスまでお気軽にご連絡下さい。
こーしろー
そこで、よければ日本も海外も含めて、大学院の紹介をしていただけませんか?
できれば少人数の大学院がいいです。
また、大学院に行くには数学や統計学の知識はやはり必須でしょうか?
僕の学部は履修科目がほぼ学生にゆだねられているので、社会学部でもたくさん数学の授業がとれるのですが、文系ですし、周りと比べてかなり数学が低いです・・・
必須であれば、全力で勉強しますが。
レベルの低い質問で本当に申し訳ありません。
何卒よろしくお願いします。
元々経営系に興味があり、MBAを目指していたのですが、MBAはより職歴が重視されること、就職前により広い視野で経済だけなく政治のことについても学びたいという思いから、コロンビアのSIIPAに興味を持ったのですが、やはり職歴がないという点がネックになっています。
ぜひメールでもう少し詳細なことを相談させて頂きたいのです!
どちらのアドレスにメールをお送りすればよろしいでしょうか?
初めまして。そして、ご連絡頂きありがとうございます。
アメリカの大学院でも、どのような専攻を目指すかによって必要な要件は変わってくるように思います。私は、公共政策を学ぶという上で、職歴のないことがネックでしたので。
個人的には、エッセイに関しては大学のライティングセンターに通いつめることで作っていきました。まったくの貧乏人なので、塾などに通うお金はありませんでした。大学での課外活動は、陸上競技の同好会、共同論文執筆サークル、震災ボランティア、政治塾での勉強などがありました。
なつさんの目指されていることなど、メールにてご連絡頂ければ、少しは具体的にご相談に乗れるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。
こーしろー
現在都内某私立の経済学部に通う三年の者です。
私も現在TOEFL100点超えを目指し勉強をし、アメリカの大学院留学を目指しているのですが、GPAが3.4 職歴が0とあまり優れた点がなく、合格できる可能性も低いため、先に就職すべきかどうか色々と悩んでいます。
後一年間で少しでも合格の可能性を上げるために、何かすべきことなどアドバイスを頂ければと思います。
特にエッセイを書くにあたり、もし塾などに通われたらその塾の名前や、学校での課外活動などをなさっていたら、より詳しくお聞きしたいです。
大変漠然とした質問で恐縮なのですが、よろしくお願いします。
けんたろーです。
わざわざご返信いただき、深く感謝申し上げます。
大変勉強になりました。
こーしろーさんの就職活動のご成功をお祈り申し上げます!
留学という名のモラトリアムにコメント頂きありがとうございました。
さっそくですが、ご質問にお答えします。
進路についてですが、国家総合職試験を突破され、省庁で働かれている方もいらっしゃいます。また現在、その試験から面接に至るプロセスの真っただ中にいる方もいます。
留学の日程との兼ね合いは少し考える必要がありますが、公務員(国家・地方とも)になるのは十分可能だと思います。ただ、全体の中で見ると、やはり民間に進まれたり・志望している割合のほうが高い印象です。今までの進路先としては、銀行、商社、コンサルなど様々で、私も現在就職活動中です。
簡単ですが、少しでもご参考になれば幸いです。キャンパスアジアに進まれるのをお待ちしております!
現在大学4年生で、東大のキャンパスアジアを受ける予定のけんたろーと申します。
お忙しい中恐縮ですが、キャンパスアジアを卒業される方が進まれる、あるいは進むことを考えておられる進路にはどういったものがあるのか伺いたく思いまして、メッセージ差し上げました。やはり公務員になる方は少ないのでしょうか?
学習計画書の参考にさせていただければと存じます。お時間がありましたらご返信いただけると幸いです。
清華と北京で諸々違いがあると思いますが、実際のところ大学院での授業での英語のレベル(教授と学生)はどの程度なのでしょうか?また、そのような環境で1年過ごすことで英語は上達することは可能だと思われますか?
いわゆる日本で生まれ育った純ジャパである為に、英語力を伸ばしたいという思いがあります。ダブルディグリーを選択するとアメリカで過ごす時間が少し減る為に、代替となる中国での院生生活でも英語力が伸びるかどうかが気になり、中国の大学院での英語環境についてご教示頂けますと幸いです。
③ネットワークについて
英語の授業のプログラムだと中国人学生とのネットワークは築けるのでしょうか?それとも、同じように中国の大学院に留学している他の国の学生と仲良くなるのが一般的なのでしょうか?
④Degreeが持つ意味について
同じ (似た分類の)学位を違う大学院から2つ持つ意味とメリット/デメリットについて思われますことがあれば教えて頂けないでしょうか?
清華の学位を持つ事が今後の人生においてどの程度意味を持つかが見えず悩んでいます。。
⑤ギャップイヤーが就職に与える影響について
こーしろーさんは大学院入学までの間に履歴書上でギャップイヤーがあったのではと推察しますが、就活などでこの点で不利を被ったことはありますか?もしあれば、どのように対応されたかご教示頂けないでしょうか。
入学時期を1年伸ばす場合は、履歴書上では学部と大学院の間にギャップイヤーが生じます。私自身は気にしていないのですが、就職活動の時には履歴書上の穴は致命的だという意見もちらほら見られます。実際のところどうなのか、こーしろーさんの意見をお伺いできますと幸いです。
長文となってしまい申し訳ありません。
大変恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
全くの中国語の初学者が、中国で英語で授業を履修しつつ中国語を身につけることは可能でしょうか?(目標としては読み聞きがHSK5から6級(できれば6級)合格レベル、日常会話がある程度できることを考えています。)
清華大学とのダブルディグリーだと、授業は英語で履修することになります。中国語の授業も1つくらい履修できるようなのですが、普段の大学院の勉強等考えると毎日中国語を学習できるのは1時間から2時間出来るか出来ないかだと思います。
実際のところこーしろーさんが中国で英語で授業を履修され、日々生活されてきた中で、中国語を1年で上記の目標を達成することは可能だと思われますか?また、普段の授業をこなす中で、中国語の学習時間を設けることは可能でしょうか?
中国に留学したい理由は中国でどうしても研究したいことがあるから、というよりも中国語を習得したいや現地の学生と議論したりネットワークを築きたいということが主です。その為、ダブルディグリーをこなしながら中国語を身に付けるのが難しいのであれば、(ダブルディグリーで卒業年次がどうせ伸びるのであるならば)進学時期を延ばして1年間ギャップイヤーを設け、半年間を日本で諸々やりたいことをやりつつ中国語の基礎作り、残りの半年ほどで現地で上級レベルを学ぶ方が良いのではと考えています。
この点についてもどのように思われますか?
はじめまして、ブログ大変参考にさせていただきました。実は私もアメリカの大学院を受験して、ある国際関係大学院に合格し進学する予定です。しかし、これからの国際経済や国際政治が中国の台頭をきっかけにアジア中心になるのではと考え、入学前にギャップイヤーを1年設けて中国に留学するか大学院のダブルディグリー制度を利用して清華大学国際関係大学院に1年留学するか考えています。そこでもしよろしければ、北京大学国際関係大学院で勉強されたこーしろーさんにお伺いしたいことがありコメントしました。差し支えなければ、お手隙の際に以下の5点について教えて頂けますと幸いです。(コメントの文字数制限の関係で3つに分けて投稿しました。お手数をお掛けしますがよろしくお願い致します。)
素早いお返事と温かいお言葉ありがとうございました。
悩んでいる自分としては、こうしてアドバイスを頂けるだけで嬉しいです。
今後も諦めずに奨学金交渉を行って、それで得られた結果を元に費用と得られるチャンスを比較しながら決めていこうと思います。
そして、やはり皆さんが学生ローンを考えていらっしゃることが分かり、なんだか安心しました。私も費用をあまりに恐れすぎず、それよりも大切な2年(または1年)を過ごすための最良の決断をしようと思います。
公共政策大学院に行かれた先輩にお聞きしたいのですが、院に入学されるまでに何か特別な準備はされましたでしょうか?読んでおいた方が良い書籍やその他あれば、教えていただければ幸いです。
また私のメールアドレスは、管理者であるこーしろーさんに届いているでしょうか?もしそうでしたら、メールにてお返事をいただければと思います。
よろしくお願い致します。
まずは合格おめでとうございます!これだけのトップスクールに合格されるまでの素晴らしい努力に敬意しかありません。
私自身、当時は奨学金を目当てにまさに賭けをしていましたが、もしだめな場合は学生ローン背負って行くことも検討しました。(知り合いにはその選択をされた方もいます)。
ただ、これには相当なリスク(特に将来の進路上「稼げる」仕事につかなければいけない)があるので、それも冷静に検討するべきだと思います。
また得られる学び、人脈を考えるとLSEも魅力的な選択肢だと思います。
ただ最後は、自分のキャリアを思い描いて選択する他ないように思います。なんのアドバイスにもなっておらず申し訳ありません。
公共政策系大学院の受験ブログを探して、こちらにたどり着きました。
学部卒業後(某国立大)1年間を海外留学準備期間に充てている、けいといいます。先月くらいから合否が出てきているのですが、コーネルCIPAとボストン大Global Studies, ミシガン大MPAに合格しました。奨学金を目当てに、半ば賭けのような形で留学を目指していたのですが現実は甘くなく、結局奨学金はコーネルで1/3オフ、ボストンで半額というものでした。もともとの授業料が高い各校ですので、現在は1年で取得できる英国も検討しています。(滑り止めとしてLSE, マンチェスター大等に合格していました)
こーしろーさんは、もし海外で合格となった場合に、どのように資金調達をされるご予定だったのでしょうか?現在は、大学院生として活躍しておられる先輩のご意見を聞きたいのです。
私は、アメリカの有名校に借金をつくってでも行く価値はあるのかなと思うのですが、一方で学生ローンなどで賄ってもかなりの高額になるのは事実です。そのため、相対的に時間と費用の小さい英国にするべきなのか、迷っています。
アドバイスをもらえたら嬉しいです。
ご連絡ありがとうございます。
了解致しました。微力ですが力になれればと思います。
どうぞよろしくお願い致します
東京の某私立の大学に通っている学部4年の者です。
現在、一橋大学国際・公共政策大学院のグローバル・ガバナンスコースの受験を
考えています。
しかし、来週には出願が始まるというのに未だに研究計画書について
自信を持ていないでいます。指導教官からもアドバイスを頂いたのですが、
もしよろしければ、こーしろーさんからも
同大学院の研究計画書の内容・形式についてアドバイス頂けませんでしょうか?
宜しくお願いします。
返信ありがとうございます。facebookからメッセージさせて頂きます。
キャンパスアジアに出願準備中とのこと嬉しいです。学習計画書ですが、私は、設問にできるだけ対応させて書くこと。キャンパスアジアでしていきたい学びとキャリアとの関連性などを意識して書きました。キャンパスアジアは非常に特異なプログラムですから、ここでしか学べないことは何なのか考えておくといいように思います。
キャンパスアジアコースの受験を考えている大学生です。
実際にキャンパスアジアで勉強されている方にお話を伺いたくコメントさせて頂きました。
8月の願書提出の為、現在学習計画書を制作しているのですがこーしろーさんはどのような学習計画書を提出されたのですか。
少しでもアドバイス頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。
少しでもお役に立てたなら幸いです。TOEFL頑張ってください!
ETS発行の問題集は持っていないので検討させていただきます。
コンディション調整、下調べの点は、目から鱗な指摘でした。言われてみれば、前回は最後まで集中力が続かなかったことを思い出しました。
残された時間は少ないですが、アドバイスを踏まえて、ベストを尽くしたいと思います。
ありがとうございます。
①コンディション調整(ピーキング)
長丁場のテストに備えた体調管理はもちろんのこと、糖分不足などに陥らないため板チョコのようなものを持参するなど、力を出し切れる調整。私は板チョコとブラックコーヒーが必需品でした。
②公式テキストを頼る
短い準備期間しかないのであれば、真っ向勝負しかないように思います。日頃から英語に触れる努力をされているようなので、大事なのはETSの公式問題集などスタンダートなものを繰り返しやることにあると思います。とくにETS発行の問題集はしっかり時間を区切ってテスト形式でやる。ライティングもWORDに打って、ネイティブチェックしてもらう。スピーキングも録音して、できればネイティブチェック。できなくとも、自分で直しながら改良する。こういった基本的なことの反復しかないように思います。
③下調べをしっかりする
テスト会場はどんな仕切りか、PCはどんなものか、しっかり調べておく。入室時間はどのタイミングがいいか。当日考えられる状況のシュミレーションも必要だと思います。
本当に基本的なアドバイスしかできずに申し訳ありません。検討違いのアドバイスでしたら、聞き流して頂いて結構です。ご検討をお祈りいたします。
日本の大学に通っている学部4年の者です。
今年度の国家総合職試験に落ち、現在は、地方上級試験を控えながら大学院進学を検討しています。しかし、大学院進学受験には圧倒的にTOEFLのスコアが足りません(2年前に受けたTOEFL iBTが50でした)。
最後のチャンスとしてきたる7月14日にTOEFL受験します。ただ、地方上級の試験が終わる22日まではTOEFL対策に力を入れられない状況です。現在はジャパンタイムズのNEWS DIGEST等から1日1つ(500words程度)の英文を読む程度です。
そこで、よければTOEFL対策についてアドバイスいただけませんでしょうか。どんなに厳しいものでも構いません。よろしくお願いいたします。