さて、今日は私の通っているソウル大学校国際大学院での授業の様子を紹介しようと思います。
私が先学期(秋学期)に履修した科目は以下の通りです。(基本1授業3時間)
・Understanding International Cooperation(国際協力)
・Understanding Civil Societies in East Asia (東アジア市民社会)
・Excellent Companies in Korea, Japan and China (日中韓企業研究/日本語授業)
・Conflict and Cooperation in East Asia(東アジアにおける紛争と協力)
この他に語学堂にて週2回(1回3時間)の韓国語授業をとっていました。
今日は、この中でも面白かったConflict and Cooperation in East Asiaの紹介をします。この授業は私たちキャンパスアジアの学生のためにデザインされた授業です。キャンパスアジアの学生+一般の学生(アメリカ・ドイツ・トルコ・マレーシアなど)で構成されるクラスで、日中韓の政治外交に関わるトピックを議論しました。
最初の5週間ははリーディングを基に議論を進めていくことになりますが、その後はグループプレゼンテーションを基に授業は進行しました。また学期中に、かつて清と李氏朝鮮時代の戦いの舞台となった南漢山城にもフィールドトリップに行きました。

(写真は南漢山にて)
私が、特に印象に残ったのはグループプレゼンテーションです。私(日本人)、中国人2人、韓国人1人のグループで2度プレゼンをしました。1度目は歴史教科書問題、2度目は日中国交正常化についてでした。
歴史教科書問題に関しては、実際にそれぞれの国の教科書を突き合わせました。争点となっている問題に係る記述を比較し合い、かなり描き方の違う点、予想していたほど差異のない点を発見することができ興味深かったです。(もちろん日本の場合、どの教科書を比較対象とするかという問題はありますが)。
日中国交正常化の過程に関しても、様々なハードルががあった中で国交正常化に踏み切った田中角栄と周恩来のリーダーシップ、その裏側で展開された外交交渉を振り返る中で多くの発見がありました。
教科書における小さな記述の違い、外交文書における小さなニュアンスの差異がこれまで多くの問題を生じさせてきました。その機微に大きな注意を払いながらも、大局的な利益をどう実現していくか。日中韓の学生との共同作業を通じて、大いに学ばせてもらった点です。
私にとっては、来学期はいよいよ修論の提出もあり、学生生活まとめの1学期です。気合を入れなおして頑張りたいと思います。
みなさんからも、もし書いてほしいトピック・テーマなどありましたら是非教えてくださいね。
ではでは、アンニョン~!
こーしろー
ソウル国立大学校/国際大学院
東京大学/公共政策大学院
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今日は、この中でも面白かったConflict and Cooperation in East Asiaの紹介をします。この授業は私たちキャンパスアジアの学生のためにデザインされた授業です。キャンパスアジアの学生+一般の学生(アメリカ・ドイツ・トルコ・マレーシアなど)で構成されるクラスで、日中韓の政治外交に関わるトピックを議論しました。
最初の5週間ははリーディングを基に議論を進めていくことになりますが、その後はグループプレゼンテーションを基に授業は進行しました。また学期中に、かつて清と李氏朝鮮時代の戦いの舞台となった南漢山城にもフィールドトリップに行きました。

(写真は南漢山にて)
私が、特に印象に残ったのはグループプレゼンテーションです。私(日本人)、中国人2人、韓国人1人のグループで2度プレゼンをしました。1度目は歴史教科書問題、2度目は日中国交正常化についてでした。
歴史教科書問題に関しては、実際にそれぞれの国の教科書を突き合わせました。争点となっている問題に係る記述を比較し合い、かなり描き方の違う点、予想していたほど差異のない点を発見することができ興味深かったです。(もちろん日本の場合、どの教科書を比較対象とするかという問題はありますが)。
日中国交正常化の過程に関しても、様々なハードルががあった中で国交正常化に踏み切った田中角栄と周恩来のリーダーシップ、その裏側で展開された外交交渉を振り返る中で多くの発見がありました。
教科書における小さな記述の違い、外交文書における小さなニュアンスの差異がこれまで多くの問題を生じさせてきました。その機微に大きな注意を払いながらも、大局的な利益をどう実現していくか。日中韓の学生との共同作業を通じて、大いに学ばせてもらった点です。
私にとっては、来学期はいよいよ修論の提出もあり、学生生活まとめの1学期です。気合を入れなおして頑張りたいと思います。
みなさんからも、もし書いてほしいトピック・テーマなどありましたら是非教えてくださいね。
ではでは、アンニョン~!
こーしろー
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