留学という名のモラトリアム

世界各国に現在留学している日本人留学生によって書かれたグループブログです。 世界各国の留学生活を更新していきますので、 留学を考えている学生の皆さん、ぜひ留学を身近に感じてみてください。 各国の留学について相談等ありましたら、その国の滞在メンバーアドバイスさせて頂きますので、気軽にコメント・メール下さい。

ホームページ;http://www.strikingly.com/sekai-ryugaku
留学先一覧 (一部抜粋)
【北アメリカ大陸】 (以下アメリカ) : SUNY New Paltz、カリフォルニア大学 デービス校、カーネギーメロン大学、オレゴン大学、ポートランド州立大学、オレンジコーストカレッジ、エドモンズコミュニティカレッジ、Marianapolis Preparatory School、ベルビュー大学 (カナダ) : マウントアリソン大学、Embassy (メキシコ) : Harmon hall
【南アメリカ大陸】 (ブラジル) : パラナ連邦大学、フルミネンセ連邦大学、Celin語学学校 (チリ):カトリック大学
【ヨーロッパ大陸】 (フランス) : Ecole Centrale、ENSAIT、Sciences Po、Ecole des Mines、Université Catholique de Lille、リヨン第三大学 (ドイツ) : ベルリン自由大学、アーヘン工科大学、WHU (スペイン) : ナバラ大学 (イングランド) : London School of Economics、マンチェスター大学、シェフィールド大学、サウサンプトン大学、キール大学、The English studio (スコットランド) : エディンバラ大学、セントアンドルーズ大学 (フィンランド) : オウル大学、タンペレ大学 (ポーランド) : ワルシャワ大学
【オセアニア大陸】 (オーストラリア) : シドニー大学、ニューサウスウェールズ大学、アデレート大学、Macquairie Institute (ニュージーランド) : カンターベリー大学
【アフリカ大陸】
【アジア大陸】 (中国) : 北京大学 (韓国) : 高麗大学、延世大学、釜山大学、梨花女子大学 (マレーシア) : マレーシア理科大学、マレーシアプトラ大学 (台湾) : 国立台湾大学
+その他:ワーキングホリデー(カフェ)、パン修行、日本の外国人留学生(東京大学、北海道大学) etc..

【現在留学されている or 留学予定の学生で、当ホームページのブロガーも募集しておりますので、興味を持たれた方、ぜひご連絡ください。】

さて、今日は私の通っているソウル大学校国際大学院での授業の様子を紹介しようと思います。

私が先学期(秋学期)に履修した科目は以下の通りです。(基本1授業3時間)
・Understanding International Cooperation(国際協力)
・Understanding Civil Societies in East Asia (東アジア市民社会)
・Excellent Companies in Korea, Japan and China (日中韓企業研究/日本語授業)
・Conflict and Cooperation in East Asia(東アジアにおける紛争と協力)

この他に語学堂にて週2回(1回3時間)の韓国語授業をとっていました。

今日は、この中でも面白かったConflict and Cooperation in East Asiaの紹介をします。この授業は私たちキャンパスアジアの学生のためにデザインされた授業です。キャンパスアジアの学生+一般の学生(アメリカ・ドイツ・トルコ・マレーシアなど)で構成されるクラスで、日中韓の政治外交に関わるトピックを議論しました。

最初の5週間ははリーディングを基に議論を進めていくことになりますが、その後はグループプレゼンテーションを基に授業は進行しました。また学期中に、かつて清と李氏朝鮮時代の戦いの舞台となった南漢山城にもフィールドトリップに行きました。

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(写真は南漢山にて)

私が、特に印象に残ったのはグループプレゼンテーションです。私(日本人)、中国人2人、韓国人1人のグループで2度プレゼンをしました。1度目は歴史教科書問題、2度目は日中国交正常化についてでした。

歴史教科書問題に関しては、実際にそれぞれの国の教科書を突き合わせました。争点となっている問題に係る記述を比較し合い、かなり描き方の違う点、予想していたほど差異のない点を発見することができ興味深かったです。(もちろん日本の場合、どの教科書を比較対象とするかという問題はありますが)。

日中国交正常化の過程に関しても、様々なハードルががあった中で国交正常化に踏み切った田中角栄と周恩来のリーダーシップ、その裏側で展開された外交交渉を振り返る中で多くの発見がありました。

教科書における小さな記述の違い、外交文書における小さなニュアンスの差異がこれまで多くの問題を生じさせてきました。その機微に大きな注意を払いながらも、大局的な利益をどう実現していくか。日中韓の学生との共同作業を通じて、大いに学ばせてもらった点です。

私にとっては、来学期はいよいよ修論の提出もあり、学生生活まとめの1学期です。気合を入れなおして頑張りたいと思います。

みなさんからも、もし書いてほしいトピック・テーマなどありましたら是非教えてくださいね。

ではでは、アンニョン~!

こーしろー
ソウル国立大学校/国際大学院
東京大学/公共政策大学院

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