留学という名のモラトリアム

世界各国に現在留学している日本人留学生によって書かれたグループブログです。 世界各国の留学生活を更新していきますので、 留学を考えている学生の皆さん、ぜひ留学を身近に感じてみてください。 各国の留学について相談等ありましたら、その国の滞在メンバーアドバイスさせて頂きますので、気軽にコメント・メール下さい。

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留学先一覧 (一部抜粋)
【北アメリカ大陸】 (以下アメリカ) : SUNY New Paltz、カリフォルニア大学 デービス校、カーネギーメロン大学、オレゴン大学、ポートランド州立大学、オレンジコーストカレッジ、エドモンズコミュニティカレッジ、Marianapolis Preparatory School、ベルビュー大学 (カナダ) : マウントアリソン大学、Embassy (メキシコ) : Harmon hall
【南アメリカ大陸】 (ブラジル) : パラナ連邦大学、フルミネンセ連邦大学、Celin語学学校 (チリ):カトリック大学
【ヨーロッパ大陸】 (フランス) : Ecole Centrale、ENSAIT、Sciences Po、Ecole des Mines、Université Catholique de Lille、リヨン第三大学 (ドイツ) : ベルリン自由大学、アーヘン工科大学、WHU (スペイン) : ナバラ大学 (イングランド) : London School of Economics、マンチェスター大学、シェフィールド大学、サウサンプトン大学、キール大学、The English studio (スコットランド) : エディンバラ大学、セントアンドルーズ大学 (フィンランド) : オウル大学、タンペレ大学 (ポーランド) : ワルシャワ大学
【オセアニア大陸】 (オーストラリア) : シドニー大学、ニューサウスウェールズ大学、アデレート大学、Macquairie Institute (ニュージーランド) : カンターベリー大学
【アフリカ大陸】
【アジア大陸】 (中国) : 北京大学 (韓国) : 高麗大学、延世大学、釜山大学、梨花女子大学 (マレーシア) : マレーシア理科大学、マレーシアプトラ大学 (台湾) : 国立台湾大学
+その他:ワーキングホリデー(カフェ)、パン修行、日本の外国人留学生(東京大学、北海道大学) etc..

【現在留学されている or 留学予定の学生で、当ホームページのブロガーも募集しておりますので、興味を持たれた方、ぜひご連絡ください。】

Oi gente! tudo bom?

ポルトガル語でストライキってなんていうか分りますか?
CIMG3592

”greve"(グレービ)っていうんですよ



と、いうわけでここサンパウロでは先月終わりごろからバスが止まる、市民警察が止まる、などのストライキが起こっているのですが、ついに先週からUSPでもgreveが始まってしまい、私たちはいま授業がない状態です。

バスや市民警察のgreveは1日だけだったんですが、それを皮切りにUSPでは無期限のgreveに突入してしまいました・・・
ちなみに、USP全体でやっているわけではなく、私たちが所属するFFLCHという人文学部や中央食堂などが止まっている状態です。
CIMG3599


これはFFLCHの校舎の一角。机といすが積み上げられていて通れませんねえ。

なにやら爆音がするので見てみたら、
CIMG3597


集会のようなものをやっていて、マイクで演説をしてました。
全然聞き取れなかったのですが、ブラジル人の友達が解説してくれたところ、
「今回のgreveの威力を見せ付けるためにUSP校内にある池(といっても川のようにデカくて、カヌー部などで使われている)を封鎖しよう!」
と言っていたらしいです。

ブラジル人の友達は、
「僕らのような授業に出たい学生や、部活動をしたい学生の権利を奪っている。」
とちょっと起こり気味。

ちなみに、今回のgreveはUSPで働く労働者たちが賃金値上げを訴えて始めたものです。

学生、教授、労働者によるストライキとも言われていますが、主格は労働者たちだと思われます。

話によれば、結構な割高の値上げを要求しているようで、お金がないUSPではその要求はのめないだろうと言われていたり。


この時期のストライキと言えば「ワールドカップ反対」の意思を含んでいるものかなあと思ったのですが、意外とそうじゃなかったり。
でも去年(2013年)のUSPでは約2か月にも及ぶワールドカップ反対ストライキがありました。

私の勝手な意見としては、ワールドカップ反対のことや、賃金値上げの訴えなど、いろいろ合わさって
「ストライキやってやろう!」と気持ちがあおられているのではないかと。

ちなみに、
ワールドカップ開催の方で目立たなくなってますが、
今年のブラジルは10月に大統領選挙があるんですよ?!
知ってました?笑

そこでもまた絶対ストライキやデモあるよなあ・・と私たちの間では予想されてます。

ちなみに、サンパウロの治安はいつもとかわらず、意外と安全です。

またまたちなみに、
ストライキで授業なくて嬉しか、っていうと私は全然嬉しくありません。
むしろストライキが始まって授業がなくなると聞いて嘆き悲しみましたよ!!もう!!
学校いかないと友達と会えないからポル語を話す機会が減っちゃうし、
授業の振り替えがどこに来るかわからなくて予定が狂うし、
ストライキ中に旅行に行ってやろうかと思っても、今からじゃ航空券が高くて買えないし・・

で全然いいことないです!!

早く終わって!!



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コメント

 コメント一覧 (3)

    • 3. H.K
    • August 10, 2014 01:45
    • カッサー様 
      はじめまして。コメント失礼いたします。
      私も同じくestadualの大学院で社会思想、労働世界を学んでいるものです。
      去年といい、今年といい留学生にとってはつらい日々ですね。しかし、それでも前向きに社会運動との関連に興味を持って取り組む姿勢が素晴らしいと思いました。また現在日本では見ること、感じることのできないこの大きなうねり、社会の流れを勉強できることは本当にチャンスだと思います。
      現実にはストライキという形が行われていますが、この問題は思想も多分に関わる問題です。出来るだけいろいろな、特に周りがcontraであればfavor側の意見もじっくり聞くととても勉強になると思います。
      ちなみにですが、USPは多くの日本人留学生が在籍してると思うのですが、その学生さんたちはgreveで当初の留学計画を変えて帰国する場合もあるのでしょうか?お聞かせいただければ幸いです。

    • 2. カッサー
    • August 05, 2014 08:35
    • koto様
      メッセージに気が付かづに時間が過ぎていました!
      つたないブログへのコメントありがとうございます。

      なるほど。勉強になります。今、大学と社会運動の関連についてせっかくのこの機会を生かして真剣に研究しようと考えています。ちなみに8月現在も本来なら後期の授業が開始になるところ、greve続行のため授業はまだ開講されていません。
      また聞いた話によれば、2,3年前に就任した今のUSPの学長はわいろや贔屓など良い噂がないようで、人々の怒りは少しずつ溜まっていたようですね。。
    • 1. koto
    • June 10, 2014 06:24
    • 今回のgreveは以下のように認識しています。
      ブラジルの近年の inflacao上昇の中(約7%)、給料も伴ってあげる必要があります。
      去年のgreveで政府との間で、professores, funcionariosは3%の給料引き上げを勝ち取りました。
      その中、約束を破り、今年の給料引き上げを政府はせず、大統領選挙に伴い、政府は方により政策を変更できない時期に入りました。
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